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10月16日(日) 吉瀬先生の日記

1回戦19-7。勝った。八幡に勝った。9か月前に10-49で負けた八幡に勝った。情けないことだが、試合前も試合中も、何度もダメかと思った。なんと情けないことか。しかし、そんな自分とは違い、選手は気持ちが入っていた。緊張もするが勝ちたいという気持ちの方が強い、反省ノートには多くの選手がそう書いていた。もう皆、私の上を行ってしまった。素晴らしいチームだ。
目標の福岡県ベスト16まで残すところ、中間戦、筑紫丘戦となった。どのようなモチベーションであればいいのか。できれば早く試合をさせてくれとも思う。ここまでの経験、体験、練習の成果を出すのが最優先。そして「自分の持っている最大のものを最適の場面で全て出す」。これだ。
2回戦まで残り3日、熱の入った練習となった。選手それぞれの最高が試合の日に持ってくることができるように環境設定を行いたい。思えば、選手それぞれにはそれぞれの家庭環境がバックにある。それぞれ違う思いを持ちながらグラウンドへと足を運んでいるのだ。通学に1時間も要する選手、悩みをかかえている選手、それぞれだ。どうしても勝たせたい。「俺たちはできる」「やってきたことは間違っていない」「やればできる」「自分はできるのだ」という思いを、一人ひとりの魂に宿したい。準備で全て決まる。
 中間高校に勝った。これでベスト24。次は大一番筑紫丘との戦い。まず、今この場にいることを幸せに思う。今回のベスト16への挑戦ができることを幸せに思う。そしてこれまでハードワークしてきた選手・マネージャーを誇りに思う。支援していただいている周囲の方々にも感謝しよう。しかし、ここまでくることができたのは自分たちの努力だということを忘れてはならない。八幡高校、中間高校、それぞれ尊敬できるチームだった。両校の思いも乗せてプレーしよう。大会運営の先生方、レフリー、対戦相手である筑紫丘高校にもしっかりと敬意を払い、尊敬の念を持ってプレーしよう。ベクトルは自分。考え得る全ての準備は完了した。これを努力と呼ぶ。我々はこれまで日本一の努力、日本一の取り組みをしてきた。そして明後日、その発表の場を迎える。『努力が才能を追い越す瞬間』を大勢の人の目に焼き付けようでは
ないか。我々は勝つ。最後の1分1秒まで根性を絞り出せ。恐怖を勇気に変えろ。我々は強い。自分自身の全てを解放しよう。そして最後に、浮羽スタンダード第10条「ラグビーを楽しむ」を忘れてはならない。力を合わせて頑張ろう。 
 3回戦。筑紫丘に7-50で敗れた。しかし、我々はベストを尽くした。ここまでの過程は必ずそれぞれの魂に宿る。何年経っても色あせない。困難に直面するときもあるだろうが、我々なら何事も打破できる。努力の大切さを学んだ。努力したら努力した分だけの結果が返ってくる。信頼関係の大切さを学んだ。ユニフォームは信頼される者しか袖を通すことができない。感謝を学んだ。多くの方々に支えられてここまで来た。我々なら何事も打破できる。困難な試合展開でも勇敢に戦い、最後は魂のトライを獲った。グラウンドで最高の自分を表現した。不屈の魂を見た。出た課題を改善し、必ずや日本一という目標を達成する。浮羽究真館高校ラグビー部第51代大楠組、ありがとう。
 ここまで支えてくださった、保護者、OB、学校関係者、コーチングスタッフをはじめ、多くの方々のお陰様で充実した日々を過ごさせていただきました。今後とも浮羽究真館高校ラグビー部をよろしくお願いします。
 また、ブログ「浮高ラガー」を1年間1日も休むことなく、責任を持って書き続けてくれたマネージャー吉田すずに敬意を表します。ありがとう。